東京・馬喰横山に新たな現代アートギャラリー、SOM GALLERY（エスオーエムギャラリー）がオープンする。

 

こけら落としはSOM GALLERYの現代アートへの姿勢、解釈や今後の方向性を示すことを意図した、10名のアーティストによるグループ展「Group Show “Untitled”」を開催する。

SOM GALLERYは、メディアに内在する本質への探求とその越境に挑戦する若手現代アーティストを中心に紹介するコンテンポラリーアートギャラリー。本ギャラリースペースにて、年9〜11回のペースで国内外のアーティストの展覧会を開催する予定である。

ギャラリストの福山雅也及び村上学嗣はオープンにあたって、次のように語る。「ここ数年の急速なアートシーンの活性化によって、アートシーンは大きな変化を遂げた。ギャラリーの担う役割や果たすべき責任について議論を重ね、真摯に向き合った。その中で、近視眼的なものごとに囚われず、同世代が持つ普遍的な社会的テーマと意義をアートのフレームワークで共に実現することに意義を見出した。一面的、一義的及び一時代的に収まらない、深度のある現代アートの価値や意義を提供しながら、歴史を紡いでいきたい。」

本グループ展は、二つの側面から構成されている。

一つは、現在の日本のアートマーケットの中心となっているストリートアートからの昇華と新展開という面。もう一つは、大竹伸朗などを中心として再び注目をあつめているペインティングにおける物質性・素材性の再探求。これらの側面を若手作家を中心とした10名の作品から探っていく。